開店・開業祝
どんな花を贈るか
店舗前を通る人へのアピールにふさわしいスタンド花や、店内に飾っても邪魔にならない器を使った華やかなアレンジメントをお贈りします。お祝いに最適の蘭鉢、お店や会社のインテリアになる観葉植物もおすすめです。
贈るタイミングは?
前日か開店前にお届けできるよう手配します。事前に、開店時間を確認しておくと安心です。
札やカードの表記
「御祝」のほか、「祝」「祝開店」「祝開業」などの赤文字を文頭に入れ、「○○さんへ」などお届け先の宛名を書き、贈り主名も併せて表記します。
表記方法は、お届け先の地域慣習に併せて制作します。
注意点
花束は花瓶が必要となるので、お届け先様にご迷惑をかける場合があります。
リサイタル・発表会
どんな花を贈るか
イベントにふさわしいスタンドや、会場のロビーや廊下に飾っても邪魔にならない器を使った華やかなアレンジメントをお贈りします。ゴージャスな蘭鉢や花鉢もおすすめです。
贈るタイミングは?
前日か開店前にお届けできるよう手配します。事前に、開店時間を確認しておくと安心です。
札やカードの表記
「祝」「御祝」「楽屋御見舞」「祝○○発表会」などの赤文字を文頭に入れ、出演者に贈る場合は、「○○賛江(さんへ)○○与里(より)」と表記。
多数の出演者に宛てて贈るときは、贈り先の方全員の名前を札に記載します。花束の場合は、贈り主の名前を書いたメッセージカードを添えて。
注意点
お花の持ち込みに規制がある会場もあるので、事前に確認しておくと安心です。
出産祝
どんな花を贈るか
お祝いであるとともに産婦さんへのお見舞いも兼ねるので、お届け先様の負担になるものは避けましょう。
優しい色合いのアレンジメントや花束が喜ばれます。病院に送る場合は、花瓶を用意しなくていいようにアレンジメントを。また、記念になる鉢物を贈る場合もあります。
贈るタイミングは?
病院のほか、退院後はご自宅やご実家など受け取っていただける場所へ。また、産婦さんが落ち着いた頃の産後1ヶ月以内にお贈りしてもよいでしょう。
札やカードの表記
「出産祝」「ご出産おめでとうございます」「赤ちゃんのお誕生おめでとうございます」など、心を込めた言葉をメッセージカードに添えます。
注意点
産婦さんの体調を考えて、香りの強いものや花粉の飛びやすい花は避けましょう。また、ボリュームのある花束や鉢物はお届け先様に負担をかけることがあるので、考慮しましょう。
結婚祝
どんな花を贈るか
華やかなアレンジメント、花束、蘭鉢、花鉢をはじめ、インテリアにもなる観葉植物がおすすめです。
贈るタイミングは?
ご実家へのお届けの場合は、結婚式の前に。式場にお届けの場合は、挙式開始前に。
また、新郎新婦が前日から会場のホテルに宿泊される場合は、チェックイン前にお部屋にお花をお届けします。式後に新居に贈る際は、旅行で留守にしていないかを確認してから贈りましょう。
札やカードの表記
「寿」「祝結婚」「結婚祝」「ご結婚おめでとうございます」などの言葉を表記します。お祝いのメッセージをカードに添えると喜ばれます。
注意点
花束を贈る場合は水が落ちる心配がありますので、お届け時間に注意しましょう。
その他(快気祝、新築祝、退職祝など)
どんな花を贈るか
アレンジメント、花束、蘭鉢、花鉢をはじめ、インテリアにもなる観葉植物をお贈りします。新築祝と退職祝の場合は、記念となる鉢物も喜ばれます。
贈るタイミングは?
快気祝は、退院や病気の回復から10日以内の大安の日にお届けするのが理想的です。
新築祝は、会社に贈る場合は営業を開始してから、個人宅に贈る場合は引越しが終わってからお届けしましょう。退職祝は、ご本人が受け取れる時間に合わせて贈ります。ご家族宛てにご自宅に贈る場合もあります。
札やカードの表記
快気祝は、「快気内祝」と文頭に表記します。新築祝は、「祝」「御祝」「祝竣工」「祝新社屋完成」などの赤文字を文頭に入れ、贈り主名を書きます。
退職祝は、「退職祝」「退職記念品」と文頭に表記します。今までお世話になったお礼の気持ちを、カードに添えて贈るといいでしょう。
注意点
花束を贈る場合は水が落ちる心配がありますので、お届け時間に注意しましょう。新しい電話番号の確認もお忘れなく。
通夜・告別式
どんな花を贈るか
斎場の入り口に飾る「弔花」は、カゴ花やスタンド花などがあり、また、地域によっては生花と造花を併用することがあります。
「枕花」(キリスト式では「バスケットフラワー」)は故人の枕辺に飾られる花。遺族からいち早く知らせを受けた、故人と特に親しかった人が贈ります。
「弔花」「枕花」ともに、宗教や地域の慣習に注意して、直接現地の生花店からお届けするのが無難です。色調は、鎮静力の作用をもつ白か青系統を選ぶといいでしょう。
贈るタイミングは?
まずは、喪家(亡くなった人の自宅)やお寺、斎場、または故人の在籍していた会社などの担当部署に問い合わせをして、通夜や告別式が、いつ、どこで、何時から営まれるのかを正確に確認しましょう。
確認後は、通夜や告別式の前にお届けします。
札やカードの表記
「弔花」「枕花」ともに、地域の慣習や葬儀の形式によって表記の仕方は異なります。現地の生花店にお任せするのが無難です。贈り主名は札に書き、生花に挿してお飾りします。
キリスト教の葬儀の場合、札は生花から抜いて飾ることが多くあります。
注意点
遺族の意向を充分に考慮し、一方的な考えで贈るのはやめましょう。また、事情によって親族以外の供花をご辞退される方もいらっしゃいます。
贈りたい旨を事前に問い合わせしておくといいでしょう。お式用や法人様から贈る場合、花束をお届けする例はほとんどありません。
法事
どんな花を贈るか
年忌法要に贈る花は、亡くなられてから日にちが近いほど、白に近い花を選びましょう。
器を使ったアレンジメントが無難です。また、法事のなかで最も大切な一周忌には、故人が好んだ花や明るめの色の花を贈ってもよいでしょう。故人を偲ぶ気持ちを伝えます。
贈るタイミングは?
法事当日はお届け先様の負担になる場合があるので、前日に届くように手配すると良心的です。
札やカードの表記
四十九日までは、文頭に「お供え」「御霊前」の文字を入れ、併せて贈り主の名前を書き入れるか、宗派の関係上、「御供」と書くのが無難です。御仏前の場合は、贈り主の名前だけでも構いません。
注意点
遺族の意向を充分に考慮したうえで贈りましょう。お墓用やご仏壇用に、花束は小ぶりなものを、またはアレンジメントを贈るようにしましょう。
新盆
どんな花を贈るか
白に近い色調を基本とし、地域の慣習に合わせた色合いのアレンジメントや花束を贈ります。
贈るタイミングは?
お盆の時期は地域によって異なるので、確認後、手配しましょう。お届け先様の負担にならない時間帯にお届けします。
札やカードの表記
文頭に「御供」「御仏前」などの文字と、贈り主の名前を表記します。
注意点
花束は、花瓶がない場合お届け先様に負担をかけることがあるので、小ぶりなものを贈るようにしましょう。
お見舞い
どんな花を贈るか
明るく優しい気持ちになれるような色合いの、アレンジメントや花束を贈ります。鉢物は「根付く(寝つく)」意味を連想させるため、避けましょう。
贈るタイミングは?
知らせを受けたら、病状やご都合を伺い、なるべく早く贈ります。仏滅の日は避けるといいでしょう。
札やカードの表記
文頭に「御見舞」と文字を書き、メッセージカードに快復を願う言葉と、贈り主の名前を添えましょう。
注意点
香りの強いものや花粉が飛びやすいものは避けましょう。花束は、花瓶がない場合お届け先様に負担をかけることがあるので、場合によってはアレンジメントを選びましょう。
命日
どんな花を贈るか
内々で営まれることが多い命日には、祭壇飾り用にアレンジメントや花束を贈ります。
白に近い色合いが無難ですが、亡くなられてから日にちが経っているなら、淡く優しい色合いのものでも構いません。地域の慣習に合わせて選びましょう。
贈るタイミングは?
前日やお届け先様の都合のよい日に合わせて贈ります。
札やカードの表記
文頭に「御供」「御仏前」などの文字と、贈り主の名前を表記します。
注意点
花束は、花瓶がない場合お届け先様に負担をかけることがあるので、小ぶりなものを贈るようにしましょう。
お花のマナー 一覧
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内容 |
札例 |
スタンド |
観葉植物 |
鉢 |
アレンジ |
花束 |
お盆 |
東京では七月、その他は八月です。 |
御供/無地 |
― |
― |
― |
自宅宛 |
仏壇用、お墓用 |
お彼岸 |
三月と九月にあります。お墓詣りするのが通例です。 |
御供/無地 |
― |
― |
― |
自宅宛 |
仏壇用、お墓用 |
49日、七七日 |
亡くなって四九日後、仏様になる周忌です。遺族が集まり法要を行います。 |
御供/無地 |
お寺、斎場へ |
― |
― |
自宅宛または お寺、斎場へ |
仏壇用、お墓用
|
一周忌、三回忌 |
七七日と同様。一周忌は没後一年後、三回忌は没後二年後に行います。 |
御供/無地 |
お寺、または 法要場所へ |
― |
― |
自宅宛または お寺、斎場へ |
仏壇用、お墓用 |
仏式、 神式 |
飾り方に違いはありませんが、弔事が仏は七日、神式は10日ごとに供養が行われます。 |
御供/無地 |
|
|
|
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|
御見舞 |
病院へは持ち込み確認必要。鉢は根付くと言われあまりお贈りしません。 |
御見舞 |
― |
― |
― |
○ |
○ |
記念日 |
開業、設立**周年など |
祝*周年、 祝創立*周年 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
結婚 |
式場へはお持ち帰りが可能な物を選びましょう。 |
寿、御祝 |
式場へはあり |
△ ご自宅へお届けしましょう |
△ ご自宅へお届けしましょう |
○ |
○ |
昇格・ 昇進 |
|
昇格御祝、 昇進御祝 |
△ 会社の場合のみですが、あまりお勧めできません |
△ 会社の場合のみですが、あまりお勧めできません |
○ |
○ |
○ |
移転 |
観葉植物、蘭鉢が多く利用されます。 |
移転御祝 |
△ |
○ |
○ |
○ |
○ |
入学 |
|
入学御祝、 祝ご入学 |
― |
― |
○ |
○ |
― |
卒業 |
|
卒業御祝、 祝ご卒業 |
― |
― |
○ |
○ |
○ |
開業 |
|
開業御祝、 祝ご開業 |
○ |
○ |
○ |
○ |
△ |
設立 |
|
設立御祝、 祝設立 |
○ |
○ |
○ |
○ |
△ |
成人 |
|
成人御祝、 祝成人 |
― |
△ |
○
|
○ |
○
|
中元 |
|
お中元/ のし紙 |
― |
○ |
○ |
○ |
○ |
御歳暮 |
|
御歳暮/ のし紙 |
― |
○ |
○ |
○ |
○ |
開店 |
|
開店御祝、 祝開店 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
楽屋花 |
|
御祝、 楽屋見舞 |
― |
△ |
○ |
○ |
△ |
コンサート |
|
御祝 |
○ |
― |
○ |
○ |
○ |
年賀 |
|
お年賀 |
― |
○ |
○ |
○ |
○ |
出産 |
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出産祝 |
― |
○ |
○ |
○ |
○ |
退職 |
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贈(あまり祝は使いません) |
― |
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○ |
○ |
○ |