母の日にキキョウはいかがですか?
気品あるお花で贈り物にぴったりですよ!
母の日のプレゼントに気品あるキキョウはいかがでしょうか?赤く鮮やかなバラやカーネーションではなく、
紫や白の清楚なキキョウを贈るのも新鮮味があっておすすめです。
キキョウというお花
キキョウは花びらの形が特徴的で、開花した花びらは可愛らしい星のような形をしています。
蕾の形も特徴的で、花びらがぴったりとくっついて、風船のように膨らんだ形になります。その姿から、キキョウはバルーンフラワーと呼ばれたりもします。
紫や白といった清楚なイメージの色が主流で、真っ赤な主張のあるバラやカーネーションとはまた違った味わいがあります。お花屋さんなどに行けば紫や白以外にも、品種改良によって作られたピンク色のキキョウなどがお目にかかれます。
キキョウは日本全土の山野に生息し、日当たりの良い場所で良く育ちます。日本在来種の1つであり、古来より日本人と共にあったお花の1つでもあります。
観賞用のお花として目立つキキョウですが、キキョウの根は「サポニン」と呼ばれる成分が多く含まれており、「桔梗根」と呼ばれる漢方としても利用されています。桔梗根は主に鎮痛や解熱などがあります。
そんなキキョウですが、実は絶滅危惧種に指定されています。だとすれば入手が困難なのでは?と思われるかもしれませんが、絶滅危惧種と指定されているのはあくまで野に咲く「原種」であって、園芸品種などは栽培されていますので、ご安心ください。
キキョウの花言葉は「永遠の愛」「誠実」「気品」「清楚」「従順」「変わらぬ愛」
戦場に赴く恋人の無事を祈り、生涯待ち続けた女性の象徴であったという話から、主人の帰りを待つ大和撫子という印象を持たれ、清楚さや従順、愛といった意味を持つようになったと言われています。
他のお花の例に漏れずキキョウも、色によって象徴とする花言葉に違いが表れます。
紫色は「気品」。古来より紫色は高貴な色とされていたので、気品という花言葉がついています。
白色は「清楚」「従順」。白のイメージ通り清廉な印象といった花言葉ですね。
どちらも贈り物に向いた花言葉ですので、色の好みでキキョウを贈っても良いでしょう。
キキョウにまつわるお話
キキョウは漢字で「桔梗」と書き、きへんを取ると「吉が更に」という意味にも捉えられるので縁起の良いお花ともされています。この事から家紋として用いられることも多かったお花です。
キキョウをあしらった家紋である桔梗紋は、有名な戦国武将「明智光秀」も家紋として使用していました。
古くは源氏の源頼光が家紋にしたという歴史も持っています。
家紋に利用されるだけではなく、星型の花びらから五芒星のイメージを持たれ、陰陽道の印のモチーフにもなっています。これはかの有名な陰陽師「安倍晴明」が五行の象徴に用いたものとされています。
そんなキキョウですが、名前の由来は諸説あります。
和名の由来は「吉凶」を占う際に利用されたことから転じて桔梗と呼ばれるようになったと言う説と、桔梗の漢字を音読みし「キチコウ」、これが変化してキキョウと呼ばれるようになったという説が有力と言われています。
海外では「Platycodon」と呼ばれ、ギリシャ語で「Platy(広い)」「codon(鐘)」という意味を持っています。これはキキョウの蕾が風船のように見えることからこの名前が付けられたと言われています。
「阿利乃比布岐」という異名もあり、これは「蟻の火吹き」と読みます。
キキョウの花びらにある色素が、蟻の噛んだ場所から蟻酸に反応して赤く染まっていくので、まるで蟻が火を吹いているように見えるということから名を付けられたそうです。
華やかなキキョウ、トルコキキョウ
トルコキキョウの特徴は、清楚な美しさを見せるキキョウとは対照的に華やかな美しさを見せることです。まるで煌びやかなドレスのような見た目から、プレゼント用のブーケやフラワーアレンジメントなどによく使われています。
そんなトルコキキョウですが、実はキキョウの仲間ではありません。一重咲きの花形がキキョウに似ていることから、トルコキキョウと名付けられたそうです。
元々はトルコキキョウもキキョウと同じく紫色のお花でしたが、品種改良が進み、現在よく目にするような、白やピンクといった可愛らしい色が目立つようになりました。カラーバリエーションの増加に伴って咲き方にもバリエーションが増え、一重咲きから、八重咲きや半八重咲きなどが見られるようになりました。
全体の花言葉は「優雅」「希望」「思いやり」「清々しい美しさ」
キキョウとは花言葉が異なりますが、言葉の印象としては似た系統のものと言えますね。
白は「良い語らい」、紫色は「希望」、ピンクは「優美」と、どれも華やかな意味を持った花言葉が揃っています。
良い語らいという意味を持っていますから、母と昔を懐かしむ良い語らいをしたいという意味で、トルコキキョウを贈ってみてはいかがでしょうか?
キキョウは秋の七草
皆さん春の七草は良く耳にするのでご存知かもしれませんが、秋の七草をご存知ですか?
秋の七草の中には今回ご紹介したキキョウが含まれているのです。
春の七草は「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」
秋の七草は「オミナエシ、オバナ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギ」
どちらも同じく七つの草花が並んでいますが、春と秋では持っている意味に違いがあります。
春の七草は「食用」、秋の七草は「観賞用」という違いです。もちろん秋の七草も根や葉などを食用や薬に使ったりもしますが、こういった違いがあるので、野草のイメージの強い春の七草に比べて、秋の七草は綺麗なお花を咲かすものが多いのです。
起源を辿ると七草を摘むという文化は平安時代から伝わるものと言われ、庶民に七草粥の文化が広がったのは江戸時代頃と言われています。
そんな七草粥と言えば春の七草を刻んでご飯と炊いたものをイメージしますが、秋の七草でも七草粥は作るものなのか?と考えたことはありませんか?その疑問の答えですが「作らない」というのが正解です。
前述した通り、秋の七草は観賞用なので、基本的に食すことはありません。ただ、一般的に作らないというだけで作れないことはありません。
春の七草は馴染みがあるので、7つ全て覚えている方も多いかもしれませんが、秋の七草を覚える機会はあまりないと思いますので、簡単な秋の七草の覚え方をご紹介します。
「お好きな服は?」と覚えてください。「お」みなえし、「す」すき、「き」きょう、「な」でしこ、「ふ」じばかま、「く」ず、「は」ぎ、と秋の七草の頭文字を組み合わせた語呂合わせになっています。何の頭文字かは覚えなくてはいけませんが、思い出すための取っ掛かりに、このフレーズを覚えておくと咄嗟に思い出しやすいかと思います。
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