胡蝶蘭がお祝い事で人気の理由とは?どんな場面で贈る?
「福が飛んでくる」という花言葉の通り、非常に縁起の良いお花として知られる胡蝶蘭。そんな胡蝶蘭を贈るならどんな場面が相応しいのか、そして胡蝶蘭を贈る際にはどんな点に注意すればいいのか、当コラムでご案内します。
「幸福の象徴」として親しまれる胡蝶蘭
お祝い事のプレゼントとしてお花を贈る際に重要なのが、花言葉です。
お花には品種や色等によってそれぞれ固有の花言葉が与えられており、いわばその花言葉は贈る相手に対するメッセージとなります。
例えば、赤バラの花言葉は「あなたを愛しています」。
ドラマや映画で、男性が女性にプロポーズする時に真っ赤なバラを捧げるシーンを見たことがあるでしょうか。
口に出して言う言葉とはまた違った趣が、花言葉にはあるのです。
さて話を戻しますが、胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」。
男女の恋愛とか家族の絆とか、友人との仲とか、そういった枠組みに囚われない、どこにでも通用する花言葉となっています。
また、胡蝶蘭は花粉がほとんどないのでアレルギー持ちの方でも安心ですし、強い香りを放つわけでもないので場所を問わずに贈ることができます。
その優美で可憐なお花の姿も、どのような場面にも違和感なくマッチするでしょう。
さらに、手入れの手間や負担がほとんどかからないという点や、長持ちしやすく約2〜3ヶ月綺麗なお花を咲かせ続けられるという点、そして一年中栽培されているので決まった「旬のシーズン」というものがないという点も、お祝いの贈り物として重宝される理由でしょう。
胡蝶蘭をお祝いとして贈る場面とは
胡蝶蘭といえば、新規オープンのお店の軒先に飾ってあるイメージがありますよね。
「幸福が飛んでくる」という花言葉は、これから商売で成功しようと希望を持って開業した方にふさわしいものといえるでしょう。
他にも栄転祝いや引っ越し祝い、結婚祝い等々……人生の節目となる一大イベントで贈られるお花という印象が胡蝶蘭にはあるかと思います。
しかし、胡蝶蘭が活躍するシーンはそれだけではありません。
先述の通り胡蝶蘭は場所を選ばない美しさがあり、花言葉もどこでも通用する縁起の良いものになっています。
その為、どんなお祝い事にも胡蝶蘭は適しているのです。
以下で、胡蝶蘭を贈るのに相応しいシーンを事例としていくつかご紹介したいと思います。
母の日や父の日の贈り物にも
◆母の日や父の日の贈り物にも
幸福を象徴する胡蝶蘭は、ご両親に日頃の感謝を伝えるのにもうってつけのお花となっています。
母の日や父の日といったお祝いの日は、まさに絶好の機会といえるでしょう。
かけがえのない家族の健勝と多幸をお祈りする意味でも相応しいお花、それが胡蝶蘭です。
ちなみに胡蝶蘭には「大輪」「中大輪」「ミディ」と3種類のサイズがあり、大輪は高さ80〜100cm、中大輪は70〜80cm、ミディは50〜70cmとなっています。
母の日や父の日に胡蝶蘭を贈るなら、手軽に飾って楽しめる中大輪かミディがいいでしょう。
◆大切な人の誕生日にも
友人や恋人、あるいは職場といった普段親しみのある方の誕生日をお祝いするお花としても胡蝶蘭はピッタリです。
また胡蝶蘭はフォーマルなシーンにマッチするお花なので、上司や取引先のお客様など相手が目上の方であっても違和感なく受け入れられるでしょう。
対等な立場の方が相手であれば、母の日や父の日の場合と同じように中大輪やミディの胡蝶蘭でも問題ありませんが、目上の方が相手の場合は大輪の胡蝶蘭がオススメです。
ただし、渡す場所や状況によっては持ち運びに困ることもあるので、その点は配慮しておいて下さい。
◆お悔やみ・お供えにも
胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉が示すように、基本的にはお祝いの場に相応しいお花とされています。
しかし、一方で「お悔やみのお花」としても選ばれやすいお花でもあるのです。
お悔やみの場で相応しくないお花というと、「香りが強い」「色が派手過ぎる」「トゲがある」「毒を持っている」といった特徴があります。
しかし胡蝶蘭は上記のいずれにも当てはまらず、特に白の胡蝶蘭はお墓や仏壇にお供えしても違和感のないお花となっています。
故人の枕元に供える「枕花」なら小さなミディ胡蝶蘭を、葬儀の際に持参する供花の場合は大輪の3本立て胡蝶蘭を用意するといいでしょう。
ちなみに仏事におけるお花は白色が適切とされていますが、四十九日以降のお供えや一周忌・二周忌に贈る胡蝶蘭なら、白以外のピンクや黄色のものを選んでも構いません。
これは胡蝶蘭に限らず、菊やユリでも同様です。
胡蝶蘭を用意する上での注意点とは
このように、胡蝶蘭は様々なシーンの贈り物として活躍するお花ですが、最低限のマナーをしっかり把握しておくことが重要です。
例えば開業祝いなどで大輪の胡蝶蘭を贈る際は立て札をつけて、「誰から誰に贈ったか」を明示しておく必要があります。
何故なら、このようなお祝いでは多くの方からたくさんの胡蝶蘭が贈られてくるので、どれが誰からの贈り物なのか把握できなくなるからです。
立て札は「祝開店」や「祝○周年」といった表書きを赤字で中央に表記し、その両サイドに「贈り主の名前」を記載するのが一般的です。
また、贈るお花の本数も重要です。
お祝い事で贈るお花は「割れない数」として奇数の本数に揃えましょう。
一般的には3本立ての胡蝶蘭が主流ですが、さらに豪華に見せたい時は5本立てのものを用意して下さい。
最後に、胡蝶蘭を贈るタイミングです。
せっかくお祝いに豪華な胡蝶蘭を用意しても、機を逃してしまっては意味がありません。
例えば開業祝いの場合はオープンの前日に、昇進祝いの場合は辞令が出てから1週間以内、引っ越し祝いの場合は引っ越してから1週間以内など……。
誕生日や母の日、父の日あるいは還暦祝いといった場合は当日に贈っても問題ありません。
ちなみに、病気や怪我で入院している方のお見舞いで胡蝶蘭を用意する場合、鉢植えはNGとなっています。
これは胡蝶蘭に限らず、鉢植えのお花は「根付く」(寝付く)として縁起が悪いとされているからです。
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