手のひらサイズの盆栽?!可愛らしいカップボン
和室に緑を取り入れられるインテリアとして、代表的なものといえば盆栽です。最近はカップボンという、小さくて可愛らしい盆栽も登場しており、和室のインテリアに緑を取り入れやすくなっています。ここでは、盆栽の魅力やカップボンについてご紹介します。
盆栽とは?
盆栽の鑑賞方法
盆栽は見たままに楽しんでも良いですが、ポイントを押さえて鑑賞すると、より一層楽しめます。植物にばかり目を奪われがちですが、盆栽という言葉は盆(鉢)と栽(植物)で構成されており、植物と鉢の両方を見て味わうものです。 まずは植物の根の張り具合や幹の太さを見て、植物の力強さや自然美を感じられるか確認してみましょう。次に、枝が重なっておらず不要な部分がカットされているかを見て、人工美が感じられるかをチェックします。 鉢が植物に合っているかという点も重要です。松のような力強い印象の盆栽なら、朱泥や紫泥などを使った泥ものの鉢が映えます。お花や実をつける華やかな盆栽なら、釉薬のかかった青みのある鉢が良いでしょう。
カップボンとは?
カップボンの特徴
カップボン(CUPBON)は、フェイクグリーンやアーティフィシャルフラワーを用いた盆栽を指します。名前の通り、小さめの鉢(カップ)に作られているものがほとんどです。
鉢には、美濃焼や石材を使用した皿などが使われていて、植物がリアルに見えるよう、こだわりをもって作られています。そのため、小さいながらも本格的な盆栽の雰囲気が楽しめるのが特徴です。
盆栽の代表的な植物である松をはじめ、梅やモミジ、サンキライやシノブなど、さまざまな植物があります。
種類が豊富なので、思わず飾りたくなってしまうようなカップボンが、きっと見つかるはずです。
カップボンはどんな人に向いている?
カップボンのコンセプトは、和モダンです。鉢一つとっても、今風の洗練されたものが採用されており、部屋に現代的な和の雰囲気を取り入れたい人に向いているといえるでしょう。 また、フェイクグリーンやアーティフィシャルフラワーが使われているのも、忙しい現代人に合っています。日頃は忙しいものの、手間をかけずに盆栽を楽しみたいという人にも、カップボンは向いているといえます。
カップボンのメリット
カップボンは、フェイクグリーンを用いて作られているもののため、水やりや仕立ては必要ありません。盆栽にありがちな手間をかけることなく、盆栽の雰囲気だけを楽しむことができます。
また、小さな鉢を使っているものはコンパクトなので、飾る場所を問いません。現代的な雰囲気も持っているので、和室だけでなく洋室にも合い、テーブルの上や窓際など、さまざまな場所に飾ることが可能です。
インテリアとして、緑と和の雰囲気を気軽に取り入れられます。
おすすめのカップボン
白茶小鉢とマリモ
カップボンに興味を持ったばかりという人におすすめなのが、白茶小鉢とマリモの組み合わせです。白茶小鉢は、高さ7.5センチほどの鉢で、小さな皿が付いています。白を基調とした小鉢にはリアルな質感の苔玉が作られ、その上にテマリソウを模したフェイクグリーンが飾られています。転がってしまいそうな丸い形に整えられたテマリソウは、愛嬌たっぷりです。
白と緑のシンプルな色合いとコンパクトさから、カップボンの中でも特に飾りやすさがあります。和室や洋室、どの場所にも合うため、カップボンの魅力をさまざまな場所で堪能したいという人におすすめです。
テマリソウには「純粋な愛」や「才能」、「思慕」といった花言葉があるので、憧れている人や尊敬している人への贈り物として選んでも良いかもしれません。
檜炭ボールと梅
緑だけでなく、華やかさも取り入れたいという人におすすめなのが、檜炭ボールと梅を組み合わせたカップボンです。檜炭ボールとは、檜(ヒノキ)の炭をボール状にした鉢のことを指します。黒いボール状の鉢からは、赤いお花をつけたアーティフィシャルフラワーの梅が伸びています。黒と赤という組み合わせは上品で、梅のお花は繊細な印象を作ってくれるでしょう。
ボール状の鉢というあまり見ない形状からは、現代的な洗練された雰囲気も感じられるはずです。和室に特に合いますが、檜炭ボールには脱臭効果があるため、ニオイが気になりやすい、玄関のような場所へ飾るのもおすすめです。
梅には「上品さ」や「高潔さ」、「忍耐」などの花言葉があるため、上品な雰囲気を持っている方への贈り物として検討してみてください。
美濃焼藍色とサンキライ
上品さと見た目の楽しさを両立させたいという人におすすめなのが、美濃焼とサンキライを組み合わせたカップボンです。
美濃焼は、現在の岐阜県にあたる美濃で生産されてきた、色彩豊かな焼き物を指します。藍色の美濃焼は上品ですが、小鉢のために可愛らしさも持ち合わせているのが特徴です。苔と一緒に飾られているフェイクグリーンのサンキライは、緑色の実をつけています。
実が赤く色づく秋より前の、夏の雰囲気を持ったサンキライなので、飾れば夏頃の雰囲気を堪能できるでしょう。
サンキライには「不屈の精神」や「元気になる」などの花言葉があるので、夏の贈り物としても優れています。同じく夏の贈り物であれば、「清涼」という花言葉を持ち、見た目にも涼やかなシノブもおすすめです。
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