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正式学名では、蝶ではなく蛾の意味をもっている胡蝶蘭。
では、なぜ正式学名ではなく漢字では「蝶」という文字が入るのでしょうか？

胡蝶蘭が初めて日本に伝来した当時、正式学名にある「蛾」ではイメージが悪いとされていました。

そのため、「蝶」という文字を取り入れ「胡蝶蘭」と名付けられたのだそうです。

胡蝶蘭の「胡蝶」とは蝶の別名でもあり、蝶を題材にした平安時代の舞楽で源氏物語にも登場しています。

見た目が高貴で、清楚な雰囲気をもつ胡蝶蘭。

その姿から胡蝶蘭全体の花言葉に「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」という花言葉があります。

そのため、大切な女性へのお祝いや誕生日、特別な日など多くの場面で用いられているお花です。

一般的な花言葉以外にも、胡蝶蘭の色によっても花言葉はそれぞれ異なってきます。

白い胡蝶蘭は、その真っ白で汚れに染まっていない姿から「清純」や「純粋」という意味が込められています。
結婚式や結婚祝いのお花にもピッタリです。

愛する人への想いを表現するのにふさわしいお花として、人気のあるピンクの胡蝶蘭。 そのほかにも「親愛」という意味ももち、母の日をはじめとした女性への贈り物としてよく選ばれています。

鮮やかで品のある色の青い胡蝶蘭ですが、自然界では生まれることのない植物です。
胡蝶蘭としてはとても珍しく、より特別感を演出することができます。
また、青は男女問わずに好まれる色ですので、女性以外にも友人や家族への特別な贈り物としてもおすすめです。

黄色の胡蝶蘭も、青同様にあまり見かけたことがないという方が多いと思います。
しかし、幸福や平和を象徴する色と親しまれている黄色は、空間を明るく元気にしてくれる効果も期待できます。

白ベースに、赤色の弁があるものを「リップ系」といいます。
実際にこれといった花言葉は与えられていませんが、白と赤で紅白をあらわしているということから、お祝いの場などに用いられることが多いです。

最近流通し始めた紫の胡蝶蘭にも、まだこれといった花言葉はありません。
しかし、紫色は昔から高貴な色とされています。
高貴な見た目と相まって、上品な場や長寿のお祝いなどにも向いています。

英語全体での胡蝶蘭の花言葉は、主にこちらの4つです。
「love（愛情）」「beauty（美しさ）」「luxury（高貴、豪華）」「refinement（上品、優雅）」といった、日本よりもよりストレートな意味合いをもっています。

贈答品でもよく使用されるお花ですが、とくにおすすめなのが結婚式です。
幸福が飛んでくるといわれている胡蝶蘭が同じ空間にあるだけで、幸せあふれる結婚式がより幸せな空間になることでしょう。
また、白い胡蝶蘭のもつ「清純」「純粋」といった花言葉が、何よりも合うシチュエーションではないでしょうか？ 結婚を控えている女性に向けた、お祝いのお花として考えているのなら白い胡蝶蘭がおすすめです。

【その他の用途】
結婚式、開店・開業祝い、お悔やみ、還暦祝い etc.

「あなたを愛する」という情熱的な花言葉をもつピンクや赤系の胡蝶蘭。
おすすめのシチュエーションは、なんといっても「告白」や「愛を伝える」場ではないでしょうか？
胡蝶蘭にもいくつか種類がありますが、相手の自宅に置くことを前提として、ミディサイズやミニサイズの小ぶりな鉢植えを選びましょう。
企業やお店に贈るような鉢植えを選んでしまうと、設置スペースを確保できずに相手の女性を困らせてしまう可能性もあります。
豪華さや大きさをメインとする夜のお店などの場合には、大輪の胡蝶蘭でも問題ないと思います。

【その他の用途】
告白、記念日、誕生日、プロポーズ etc.

「尊敬」という花言葉をもつ青色の胡蝶蘭は、その花言葉がピッタリ合う女性へ贈りましょう。
日頃お世話になっている先輩や上司、年上の女性に贈るギフトとしておすすめです。
栄転祝いや誕生日など、珍しい青色の胡蝶蘭は特別な贈り物として喜ばれます。
また、正式な花言葉はまだありませんが気品あふれる紫色の胡蝶蘭もおすすめです。

【その他の用途】
誕生日、栄転祝い、開店・開業祝い etc.

珍しい黄色の胡蝶蘭は、さまざまなお祝い事に重宝します。 定番の胡蝶蘭とは違った美しさもあり、元気で鮮やかな印象を与えてくれます。
ビジネスでの成功のシーンを祝うときにも、身近な女性のお店の開店や開業祝いにはピッタリなお花です。

【その他の用途】
栄転祝い、開店・開業祝い、長寿祝い etc.