残暑見舞いにはお花や盆栽が人気。贈りたい花言葉たち
残暑見舞いは、暑さが和らいできた時期に贈るものです。ギフトの定番は食料品ですが、今年はお花を贈ってみてはいかがでしょう。ここでは、暑中見舞いと残暑見舞いの違いや、残暑見舞いにぜひ贈りたいお花についてご紹介します。
まず知りたい暑中見舞いと残暑見舞いの違い
暑中見舞いと残暑見舞いは、贈る時期が似通うため、間違われることが多いです。ここで、それぞれの違いについて学んでおきましょう。
贈る時期の違い
暑中見舞いと残暑見舞いは、まず贈る時期が違います。
暑中見舞いは、7月7日頃(小暑)から8月7日頃(立秋の前)まで、残暑見舞いは、8月8日頃(立秋)から8月末日までに贈るのが一般的です。
地域によっては、7月21日頃から8月7日頃までが暑中見舞いというように、開始時期が異なることがあります。
基本的には、『7月初めから8月の初めまでが暑中見舞い、それ以降から8月いっぱいまでは残暑見舞い』と覚えておくと良いでしょう。
ただ、暑中見舞いの時期に入っていても、相手の住む地域が梅雨明けしていないと暑中見舞いにならない、という考え方もあるようです。
こだわりを持つなら、梅雨明けのタイミングもチェックしておきましょう。
挨拶の違い
贈る時期が異なるため、手紙やはがきにつづる挨拶にも違いがあります。
暑中見舞いの場合、冒頭の挨拶は「暑中見舞い申し上げます」で始まり、日付に「令和○年 盛夏」とつづって締めます。一方で残暑見舞いは、「残暑見舞い申し上げます」から始まり、締めの日付には「令和○年 晩夏」とつづることになるのです。
暑中見舞いの時期を逃して、残暑見舞いとして贈ることもあるかもしれませんので、この違いはしっかりと覚えておきましょう。
書く内容については、そこまで変わりません。どちらも相手への労りや気遣いの気持ちを込めて、体調に注意するよう促したり、近況報告をつづったりします。
残暑見舞いに贈りたいお花とは?
ユリ
ユリは、5月から8月にかけて咲くお花です。8月には見頃を迎えているので、暑中見舞いや残暑見舞いにぴったりのお花といえるでしょう。
大振りで豊かな花びらがリッチで、瑞々しく涼やかさもあります。また、茎が太く、力強い印象があるので、見ているだけで夏に負けない元気をもらえそうです。
そんなユリの花言葉には、「洗練された美しさ」や「純粋」といったものがあります。
また、白や黄色などの色ごと、ヤマユリやテッポウユリのような種類ごとに、別々の花言葉を持っています。
多彩な花言葉の中から伝えたい言葉を選び、相手へ贈ってみても良いでしょう。
美人の代名詞でもあるユリなので、特に女性へのギフトとして最適です。
ガーベラ
ガーベラは、鮮やかで元気な印象を持っているお花です。7〜8月は開花時期ではありませんが、残暑見舞いのシーズンにも、開花時期をずらしたガーベラがさまざまなところで販売されます。
赤やピンク、白やオレンジといったさまざまな色合いを持ち、放射状に広がって咲く花びらが特徴的です。夏の花火のように見る人に元気を与えてくれる、ポップでカラフルなお花です。
低い位置に葉が集中し、茎がスッと伸びる性質があるため、お花の周辺はスッキリとしています。
ガーベラの花言葉には「前進」や「希望」があり、色によって「感謝」や「律儀」、「究極の愛」など、良い意味の言葉が並びます。
年齢や性別を問わずに贈れるお花ですので、花選びに迷ったら候補に入れると良いでしょう。
ダリア
ダリアは、7月頃から10月頃までに咲くお花です。丁度見頃を迎えるため、残暑見舞いにぴったりのお花だといえるでしょう。
咲き方は一重から八重までさまざまで、特に八重咲きのものは存在感があって、見た人に豪華な印象を与えます。
ダリアは牡丹に似ていることから、和名で「天竺牡丹」といいます。メキシコの国花でもあり、多くの人に愛されているお花です。
そんなダリア全体の花言葉には「気品」や「優雅」といったものがあり、赤なら「華麗」、黄色なら「優美」、白なら「感謝」と、色によって個別の花言葉も持っています。
どなたにでも贈ることができるお花で、特に白いダリアの持つ「感謝」の花言葉は、特別なイベントでなくともちょっとしたギフトに最適です。
残暑見舞いに贈りたい盆栽とは?
残暑見舞いに適したギフトには、盆栽もあります。
和の雰囲気と涼やかな緑を、手軽に室内や室外に取り入れられるため、男性はもちろん女性にもおすすめです。
昨今は、フェイクグリーンを用いた小さな盆栽、CUPBON(カップボン)も登場していますので、ぜひギフト選びの候補に入れてください。
白茶小鉢シリーズ
白茶小鉢シリーズは、白を基調とする小鉢に、フェイクグリーンの植物を寄植えしたカップボンです。 底面が薄茶色の湯呑のような小鉢に、植物がちょこんと乗せられています。 白が基調であるため、和室だけでなく洋室にも馴染みやすく、小さなサイズなのでどこにでも飾ることができます。手軽に盆栽の雰囲気を味わってみたい方にぴったりです。 そんな白茶小鉢シリーズの中で、特に残暑見舞いに適している植物といえば、「サンキライ」や「シノブ」です。 「サンキライ」には、「不屈の精神」や「屈強な精神」という花言葉があるので、夏の暑さに負けないでという強いメッセージを伝えることができるでしょう。 緑の小さな実をつけた可愛らしい姿は、実りや秋の訪れを予感させるため、静かな涼しさを感じるかもしれません。 「シノブ」には、『清涼』や『魅惑』などの花言葉があります。シダ植物であるシノブは水辺を想像させ、花言葉通りの涼やかさを与えてくれるでしょう。
残暑見舞いに贈りたい盆栽とは?
残暑見舞いは季節のお花や盆栽で気持ちを贈ろう
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