ペットの四十九日法要は必要?
捧げたいお花とは
家族の一員であるペットの冥福を祈ってあげたいというとき、お葬式の他に考えたいのが四十九日法要です。
ここでは、ペットに四十九日法要が必要かどうか、お供えに使いたいお花などについてご紹介します。
猫や犬などのペットや、その他の動物が生花や観葉植物を食してしまわないよう、
お取扱いや置き場には十分にご注意をお願いいたします。
書き出し
大切な誰かが亡くなったときには、冥福を祈ってあげたいという気持ちが湧き上がってくるのではないでしょうか。家族の一員であるペットが亡くなったときでも、その気持ちはきっと変わらないはずです。
そんな人のために、近年ではペット葬儀を受け付けている会社もあり、きちんとしたお葬式を挙げることができるようになっています。
お葬式はもちろんですが、もう一つ考えたいのがペットの四十九日法要です。
ここでは、ペットに四十九日法要が必要かどうか、お供えに使いたいお花などについてご紹介します。
ペットの四十九日法要はしてあげるべき?
四十九日法要といった忌日法要は、「追善供養」のために行います。
追善供養とは、生きている人が積んだ善行を、亡くなった方へ送ることを指します。
仏教では、亡くなった日から数えて四十九日目までは、亡くなった方が閻魔大王や十王による裁判を受ける期間です。
追善供養として忌日法要を行うことで、裁判は良い結果につながり、亡くなった方が極楽浄土へ行ったり、良い来世を迎えたりできるとされています。
亡くなったペットが生前良い子であっても、しゃべることはできないため、飼い主さんやその家族が追善供養で伝えてあげる必要があります。
向こう側に旅立つあの子が気がかりという人は、ぜひ四十九日法要を考えてください。
四十九日目は向こう側に旅立つ日でもあるので、最後のお見送りしたいという人も検討してみましょう。
ペットが大事な家族として認識されることになった昨今では、ペットの四十九日法要を行ってくれるお寺やペット葬儀の会社も増えてきています。
四十九日法要の流れは?
本格的に行う場合の流れ
ペットの場合であっても、人間と同様の本格的な四十九日法要ができるので、必要と感じる場合には検討しましょう。
本格的に行うのであれば、ペット葬儀を行っている会社への連絡、会場や僧侶、会食の手配、参列者への案内状送付などが必要になります。
参列者の数に合わせて引き出物を用意する他、本位牌の注文やお布施の用意、個別のお墓があるのなら彫刻の依頼もすることになるでしょう。
自宅で保管していた遺骨があれば、ペット霊園のお墓に納骨するといった納骨式も発生するので、ペット霊園の連絡も必要になるはずです。
いずれにしても、四十九日法要の流れや準備するものは、依頼した会社や飼い主さんの状況によっても異なります。ペット葬儀を承っている会社に連絡をした際、何が必要か教えてもらい、その指示に従うのが確実といえます。
自宅で行う場合の流れ
四十九日法要は、僧侶のお経や人を呼んでの会食などがセットですが、必ずしも大々的に行う必要はありません。
ペットはどうしても交流が少なくなりがちなので、人間同様の四十九日法要を行うのは、少し大げさに感じられてしまうこともあるでしょう。
その際には、家族だけでひっそりと行うのも選択肢の一つです。
亡くなったペットの位牌や遺骨に手を合わせて冥福を祈り、会食の後、納骨式として希望するペット霊園に納骨を行います。僧侶を自宅に呼んでお経を挙げてもらえることもあるので、お経だけでも挙げたいというときは、検討してみましょう。
火葬をせずに自宅の庭に埋葬しているというような場合には、納骨式を除いて四十九日法要を進めても問題ありません。
ペットの四十九日に贈りたいお花とは
ペットの四十九日法要に向けて用意するものは多いですが、特に大事なのはお供え物とお花です。旅立つペットに気持ちを伝え、しっかりと見送るためにも、お供え物とお花を用意しましょう。
お供え物にはペットが好んでいたおやつや毛布、おもちゃといったものを用意するのが一般的ですが、お花は何を用意すればよいでしょうか。
ユリを始めとする白いお花
人間の四十九日では、白のみ、もしくは白を基調とした淡い色合いのお花が使われます。
人間と同じようなお花をお供えしてあげたいと思ったら、ユリやキクやトルコギキョウといった白いお花がおすすめです。
供花として有名なこれらのお花は、それぞれ豪華で美しい印象を持っており、四十九日に捧げるお花として適しています。
花言葉も、四十九日に相応しいものが多いです。
白いユリは「純粋」「無垢」「純潔」、白いキクは「高貴」「高潔」「真実」、白いトルコギキョウは「永遠の愛」「感謝」「思いやり」といった花言葉を持っています。
綺麗なお花と花言葉で旅立つペットをお見送りしてあげたいというときには、ぜひ検討してください。
白いお花は、ペットのお悔やみ用の可愛らしいアレンジメントが見つかりやすくなっています。
ガーベラを始めとするカラフルなお花
ペットの四十九日において、お供えしてはいけないお花はないといわれています。
ペットの法事が行われるようになったのは最近のことで、マナーが確立されていないためです。
四十九日を迎える頃には火葬も終わっているので、遺骨にお花の色が移ってしまうという心配もありません。
自分が飼っていたペットにお供えするのであれば、そのペットのイメージに合った、カラフルなお花を選んであげても問題はないでしょう。
贈り物に選ばれやすいガーベラやバラ、カーネーションといったお花がおすすめです。
カラーバリエーションが豊富で濃淡も選べるので、贈ってあげたい色が見つけやすくなっています。
また、カラーに応じて花言葉も豊富なので、贈ってあげたい花言葉も見つかるでしょう。
ガーベラ全般の花言葉には「前進」や「希望」、バラ全般の花言葉には、「愛」や「美」、カーネーション全般の花言葉には「無垢で深い愛」といったものがあります。
ペットが親しみやすいお花
ペットの名前に、ユリやサクラなどお花の名前を使用する人は多いです。
ペットの名前をお花から取っているのであれば、そのお花をお供えしてあげても良いでしょう。
お花から名前を選んだ理由には、そのお花の美しさや可愛らしさを取り入れたいといった思いや、ペットの印象がそのお花に似ていた、というものがあります。
普段から呼ばれている自分の名前と同じ名前のお花をお供えすれば、ペットも親しみを感じてくれるでしょう。
飼い主さんが普段使用している石鹸や香料を見て、その原材料に使われているお花から選んであげるのも一つの手です。
ペットにとって飼い主さんの匂いは安心する匂いですから、一人旅立つペットを安心させてあげたいと思ったら、選んであげてください。
ペットの四十九日には
素敵なお花でお見送り
大事な家族として迎えられることが多いペットたちは、お葬式や四十九日といったものを行われることが増えつつあります。もし大好きなペットが亡くなったら、家族が亡くなったときと同様に、手厚く供養をしてあげましょう。
特に四十九日は、向こう側に旅立つ重要な日とされています。ぜひお供え物や綺麗なお花を用意して、最後のお見送りをしてあげてください。
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