喪中見舞いの贈り方
贈り物に添えるお手紙文例・マナー
年賀状を控えるだけでは心苦しい・・・ また、年賀状を送ったところ、寒中見舞いのハガキが戻ってきた 。 お悔やみの気持ちを伝えたいけれど、今更香典を送っていいものか・・ そんな時にお送りする「喪中見舞い(寒中見舞い)」について、 お線香やお香のトップシェアを誇る日本香堂さんに教えていただきました。 押さえておきたいマナーや添えるお手紙の書き方のポイントや例文をご紹介します。
プロフィール
お話を伺ったのは、株式会社 日本香堂 マーケティング担当
450年に渡り伝統の薫香技術と香りの文化を受継ぎ守り続けています。
仏具や香道などの専門分野だけでなく、心を解きほぐすリラクゼーションや香りが体に与える効果を応用した健康の分野まで。
先人の英知や伝統を引き継ぎつつ時代に応じて、香りの力で暮らしこころを豊かにしたい、そんな思いのもと、ものづくりを行っています。
喪中ハガキをもらったら・・・
お手紙や品物をお送りすることをお勧めしています
Q.年末に喪中はがきをもらいました。今からお悔やみの気持ちを伝えるにはどうしたらいいのか・・・お香典を送ってもいいのか?
A:昨今家族葬も増え、年末、喪中ハガキにてお悔やみを知るケースも増えてきました。お香典をこれからお送りするのも失礼にはあたりません。郵送でお送りする際は、現金書留でお送りすることができます。また喪中期間のお相手に哀悼の意を伝えるために、お手紙や品物を「喪中見舞い」としてお送りすることもお勧めしています。
寒中見舞いとは、1月7日が明けてからごあいさつ状
喪中見舞いとは、喪中はがきを受け取ってから出すごあいさつ状やお贈り物
Q.寒中見舞いと喪中見舞いの違いは?またどのようなものを贈ればいいのか?
A.寒中見舞い、という言葉は一般的ですね。松の内(1月7日)が明けてからごあいさつ状を出す際に言いますが、年賀状を出しそびれた際や年賀状の返礼、また、喪中の方へのごあいさつ状として使われることが多くなりました。
一方、喪中見舞いは喪中はがきを受け取ってから出すごあいさつ状やお贈り物に広く呼ばれています。時期は、喪中はがきを受け取られてからの年内、または年明け、落ち着いた松の内後にお贈りすることも失礼にはあたりません。
お贈りするものとしては、決まったものはありませんが、お線香やお花、またお菓子などが一般的です。
お花ですと亡くなられてお日にちが余り経っていなければ白のみで、49日以降は白を基調にピンクやブルー、パープルなど優しい色合いを、またお線香の場合、ご進物にふさわしい箱入りのものですと送られたお相手の印象も良いようです。
お線香の金額は3000円~5000円が人気
香りやデザインなど、お好みで選んで大丈夫
Q.金額の目安や、選ぶ際に気を付けておくポイントはあるか?
金額に決まりはありませんが、お香典に見合った金額で選ばれる方が多いようです。
お線香に関して言えば、特に3000円~5000円の価格帯が人気がありますが、より本格的な香りのお線香をお届けしたい方や、寺院様への御供には、高級感のある塗箱を用いた1万円以上のものを贈られる方もいらっしゃいます。また選ぶ際は、香りやデザインなど、お好みで選んで大丈夫です。
日本香堂おすすめのお線香
お線香を供えることは、香りとけむりとを通じてご先祖様や大切な方と対話をする大切な時間。香りとけむりとが故人のお食事であるともいわれています。お香典代わりとなるようご進物にふさわしい包装した箱入りのものを揃えました。お線香はすべてお手紙を添えてお届けします。宅配便でお届けします。
お手紙を書く際のポイントは忌み言葉・重ね言葉を使わない。
おいわいの言葉は使わない。
Q.どのようなメッセージがふさわしいか?
A.一番お気持ちが伝わるのは、やはりお電話や直筆のメッセージですが、品物に別途お供えであることのメッセージや熨斗が付いていればお届け先にも意図が伝わります。
ポイントとしては
①忌み言葉・重ね言葉を使わない(重ね重ね、いろいろ、追って、迷うなど)
②おいわいの言葉は使わない(おめでとう、慶など)上で、初めて喪中はがきにて知った場合は、喪中はがきへのお礼、お悔やみの気持ち、新年へのメッセージを盛り込みます。
例文
文例
この度は丁寧なご挨拶状をいただき、ありがとうございました。
ご訃報に接し、心から哀悼の意を表し、安らかにご永眠されますようお祈り申し上げます。
心ばかりではございますが、喪中見舞いの品をお送りいたします。お供えいただければと存じます。
どうぞ健康に留意され新しい年をお迎えになられますことを心よりお祈り申し上げます。
故人、またご遺族のことを考え、寄り添う気持ちをお伝えすることが大事
昨今、家族葬も増え、年末の喪中ハガキにてお悔やみを知ることも増えてきました。ハガキを受け取り、弔問が難しいときは品物やお手紙でお気持ちをお伝えし、落ち着いたころにお電話などでお話を聞いてもよいかもしれません。また、メールであっても早めにお送りすることでお悔やみの気持ちを伝えることはできます。喪中見舞い、という言葉はまだ聞き慣れないところもありますが、日本香堂さんによると、年々その需要は高まっているようです。故人、またご遺族のことを考え、寄り添う気持ちをお伝えすることが大事ですね。
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